一年かかったフェアアイルセーター

2014年はこのセーターで始まり、このセーターで終わったと
言っても過言ではありませんでした。

母のお友達からご依頼いただいた
佐藤ちひろさんデザインのフェアアイルセーターです。

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亀の歩みで製作期間1年。
数か月放っておいたりもしましたが
なんとかかんとかようやく完成しました。
厳密には2015年の元旦に糸始末をして完成したので
年をまたいでいます。

私にとっては4着目のフェアアイルですが
初めての袖付でした。

長い長い道のりでした。
そのうえ、この配色。
限りなく白に近いパステル配色でなぁーんにも
模様も色の違いも見えないで編むため
ホワイトアウトセーターと名付けて呼んでました。

佐藤ちひろさんデザインのフェアアイルを編むのは
はじめてでしたが、とても職人肌の方なのだろうなぁと
作品を通して感じました。

裾のリブも白く見えますが、これオフホワイトとホワイトの
2色で編んでいるのです。
(目がきれいじゃないのはお見逃しを)
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それも表2目/裏2目で色を変えているのではなく
表1目(オフホワイト)表1目(ホワイト)
裏1目(ホワイト)裏1目(オフホワイト)
というリズムで、手がつりそうでした。

とても勉強になった作品です。

今年は自分用のフェアアイルを何か編みたいです。

最近は色々なフェアアイル作品が日本の本でも紹介されていて
編み込みセーターとの境目もあやふやになっている感も
なきにしもあらずですが、呼び方は人それぞれかと思いますが
自分がこのブログで言うところのフェアアイルは、

・シェットランドヤーン使用
・輪編みで表側だけをみて編み進め、通常輪編みできないところも
スティークをいれ、仕上げにスティークの処理をする

この2点を満たしているものをそう呼んでいます。
あとの類似したものはフェアアイル風もしくは編み込み作品と
いったところでしょうか。

スティークを入れながら身頃を編み終えたのがこちらです。
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この状態からスティークを切り開いた瞬間が至福です。
前は小さなハサミを使っていましたが、
最近は大きなハサミでばっさりとやっちゃいます。
この色だからスティークもよく見えないという・・・
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でもやっぱりフェアアイルセーターはかわいいし
編んでいても楽しいので大好きです。

年始にお会いしてお渡ししたら、フェアアイルの風合いが
想像していた以上だと大変喜んでいただけました。
フェアアイルはそんなに厚みはないのに軽くてとても暖かいし
発色も美しいので一度着るとはまりますよね~

編み物をはじめる前に購入したJamieson’sも数着もっていますが
一生ものとして、いまでも大事に保管して愛用しています。
同じ糸で自分で編めるなんて幸せです。

このフェアアイルが少し時間がかかったので
少しお休みしてからまた編もうと思います。
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by kukusa | 2015-01-15 20:14 | 編み物 | Comments(8)
Commented by mustakissa at 2015-01-16 00:01
ホワイトアウトセーターの名前にプッと笑ってしまいましたが,納得してしまう色合いですねー☆
お疲れさまでした!

フェアアイルは一段に2色以上使わないみたいな文章を読んだことがありました。
わたしは3色使うことがあるので「あてはまらないなぁ」と思いました☆
そもそも使っている毛糸も違いますしね♪
毛糸屋さんも,毛糸や編み図を「本物」なのか「~風」なのか,はっきりさせて販売してほしいですねぇ(^o^;)
よく知らないと,それが正しいと勘違いしちゃいますもんね☆
Commented by kukusa at 2015-01-16 10:59
>mustaさん
ありがとうございます。
いまでこそ写真では模様がうつっていますが、
編んでいるときは本当に模様がちゃんとでるのか心配になるくらい地糸も配色糸も白かったです。(特に夜)

はい、フェアアイルは一段に2色以上使わないのも基本原則なのでそれも含めようかと思ったのですが、フェアアイルの洋書にすごーーく稀に3色使っているものがあると読んだ記憶があり(これまでみたことありませんが)敢えてそこはいれないでみたのです。フェアアイルが世に知られ人気になればなるほど、そうじゃないものもそう呼ばれたりすることに現地の人もジレンマを感じている、というようなものも読んだことがあるので、糸とテクニックはそこに沿って作ったものをそう呼びたいなと思っています。それを言い出したらきっとカウチンやロピー、ガンジーなどの伝統セーターも同じことが言えますが難しいところですよね。
Commented by meekjack at 2015-01-16 11:36
Kukusaさん、こんにちは。
ほんとうに、薄い色たちでびっくりしました。
一体どこをスティークしているのかと思ったら、これは袖口なんですね。 そんなところまでスティークするんですね。
私はてっきりカーディガンの前や、エリ部分を深くする時だけに使うモノかと思っていましたよ。
薄いけれど、どこもかしこも糸が横にわたっているから暖かいですよね。 
それにしても、これってセーターというか
”作品”ですね。
Commented by kukusa at 2015-01-16 11:53
>meekさん
あ、ちょうどmeekさんのブログへお邪魔してコメントを残して戻ってきたらmeekさんからコメントが♪♪(嬉)
このセーター、実物のほうがより“白い”と思います。
カレーとかつけちゃったらどうするのでしょうって。
はい、アームホールもパカッと開いて袖を編んだり、ベストならリブを編むのですよ~ 開いた瞬間に普通のセーターの形になるのがたまらなく楽しくて♪ meekさんもぜひフェアアイル編みません??
Commented by kaziki1012 at 2015-01-16 15:28
今日、Keitoに行ってきて、偶然このセーターの一部分がサンプルとしておいてあるのを発見。
ゴム編み部分をガン見してしまいました。サンプル本と繰り返しチェックして、職人気質なデザインに同感!
とっても優しい色合いのセーターなので、喜んでいただけそうですね♪お疲れさまでした。
Commented by kukusa at 2015-01-16 16:36
>kazikiさん
すごいっ タイムリーでしたね。
Keito、まだ行ったことないですが、こういうセーターのサンプルがみれたりするのはたまりませんねぇ
このゴム編みははじめにみたときに二度見してしまいました。
“まじか・・・?”と。笑
そしていまよぉーく私の写真みたら、一箇所色間違えてません?きゃー もう渡してしまったので、気が付かれないことを祈るばかりです。苦笑
Commented by izume4 at 2015-01-17 10:17
こんにちは。
以前こちらの本を図書館で借りたことがあります。そのときこんな淡い色調のフェアアイルがあるんだと印象に残ったのを思い出しました。
写真のページだけ見ると薄い色の組み合わせでシンプルに感じでいたのですが大きな誤解ですね。まさかゴム編みまでこんなに凝って配色しているとは気がつきませんでした。
1年かけて編み終えたときやお母様のお友だちに渡したときのkukusaさんの思いが伝わります!
スティーク、大きいハサミでも行けちゃうんですね。わたしは初スティークだし不器用なので小さいほうがいいのかな。
Commented by kukusa at 2015-01-17 13:46
>izume4さん
わぁ♪コメントありがとうございます。
この色調のフェアアイルってみたことないですよねぇ
(というか、誰もここまでの淡いのをやろうと思わないといったほうが正しいのかもしれません)
私も編み始めるまでゴム編みがこんな風になっているとはつゆ知らず、危うく表2×裏2だと思い込んで編んでしまうところでした。この配色だと知った時しばし呆然としましたよ。笑
スティーク、初めてのときは小さいはさみのほうが安心だと思いますよ。かなーり楽しいのではまりますよ~